エラボトックスだけするのは危険

エラボトックスで顔は小さくなるけど、頭は大きいまま?その理由と改善法

「エラボトックスを打ったのに、まだ頭が大きく見える…」
そんなお悩み、実はとても多いです。

エラボトックスは確かにフェイスラインをすっきりさせる効果がありますが、
“頭の大きさ”まで変わるわけではありません。
その理由を、筋肉・骨格・ファシア(筋膜)の3つの視点から解説します。

エラボトックスで小さくなるのは「咬筋」だけ

エラの張りの主な原因は、噛むときに使う「咬筋(こうきん)」という筋肉。
食いしばりや歯ぎしりのクセがある方は、この筋肉が発達してしまい、
下顔面が横に広がって見えます。

ボトックスを注射するとこの筋肉の働きが弱まり、
少しずつ咬筋が小さくなることで、フェイスラインがシャープになります。

ただし、あくまで変化するのは「下顔面の横幅」だけ。
頭や上顔面の印象までは変わりません。

頭が大きく見える主な原因

「頭が大きい」と感じる場合、実際に骨が大きいというよりも
筋肉や筋膜のこわばりが原因であることが多いです。

側頭筋(そくとうきん)の張り

食いしばりが強い方は、咬筋だけでなく
こめかみ付近の「側頭筋」もガチガチに硬くなっています。
この筋肉が張ると、頭の横幅が広がったように見えます。

頭皮・筋膜(ファシア)の癒着

長年のコリやストレスで頭皮が硬くなると、
リフトアップしにくくなり、顔のたるみや膨張感にもつながります。
頭皮が引き上がらないことで、結果的に「頭が大きい印象」を与えてしまいます。

骨の形自体はボトックスでは変わりません。
ただし、筋肉と筋膜を緩めることで「骨格が変わったように見える」ほど
印象を変えることは可能です。

改善には

エラボトックス後、よりバランスよく小顔に見せるには
以下のようなケアを組み合わせるのが効果的です。
側頭筋への鍼や整体(頭皮リリース)
 頭の横張りを解消し、こめかみをスッキリさせます。
頬骨周囲や咬筋上部の筋膜リリース
 顔全体のリフトアップ効果を高めます。
ヘッドスパや頭皮鍼
 頭皮の循環を促し、むくみ・膨張感を軽減します

まとめ

エラボトックスは「下顔面」をすっきり見せる。
でも、頭やこめかみ、頬の張りは別の筋肉やファシアの問題です。
美容鍼や小顔矯正など組み合わせるとベストです。